日本キリスト教団六ツ川教会

ごあいさつ

生きづらい時代になりました。

約 3 年にわたる新型コロナウィルス感染症の流行によって 3 密回避が習慣化し、人と人との繋がりは極めて希薄になりました。

SNS や遠隔会議システムなどはその点を補うツールとして用いられてきましたが、 「映える」ことが中心であったり、ボタン一つでコミュニケーションの場から簡単に退室できたりするこれらのツールは、不安や悩みといった映えない話、重たい話を打ち明けるのには全く適していませんでした。

それぞれが悩みを一人で抱え続け、結局、相談相手を見つけられずに残念な結果となったケースが、この 3 年でとても増えています。

六ツ川教会は創立から半世紀以上、生きづらさを抱える人々と常に共に歩んできました。

毎週日曜日の礼拝を欠かすことなく行う一方で、宗教の問題で悩む人々や、厳しい生活を余儀なくされている人々をサポートする活動を、牧師を中心に行ってきました。

とても小さく、全く映えない教会ですが、それだけに自分を飾る必要がなく、悩みや愚痴を気軽に言うことのできる素朴な集まりです。

私たちは教会に来られた方々に入会や献金を強要することはありません。

毎週欠かさず礼拝に来られる方もいれば、気の赴くままに来られる方もいますし、教会員にならずに長年、礼拝に出席し続けている方もおられます。

人はそれぞれに事情を抱えていますから、その人にあったペースで共に神様を礼拝しています。

そのようにゆっくりとした時間が流れるこの教会で、共に礼拝をし、共に語り合ってみませんか。

ここに来れば一人になる心配はありません。一人で悩みを抱え込むこともありません。

この生きづらい時代、誰もが安心して過ごすことのできるホームのような教会を目指しています。

 

牧師紹介

桐藤 薫(きりふじ かおる)

関西学院大学で博士(歴史学)学位取得後、教師検定 C コースで日本基督教団補教師、2020年 4 月から日本基督教団六ツ川教会主任担任教師。

2023 年、日本基督教団正教師。

その他の活動として、神奈川教区寿地区活動委員会、海員宣教協力委員会の各委員、富坂キリスト教センター評議員、学習院大学外国語教育研究センター講師。 趣味はランニングとサウナ、猫と遊ぶこと。