4月第一週の聖日礼拝
4月5日(日) 10:30~
説教「真理に生きるとは」桐藤 薫 伝道師
聖書 ヨハネによる福音書 18章28-40節
(礼拝は毎週ありますが、第一週のみ紹介しています)
この聖書箇所ではユダヤの大司祭ら聖職者たち、そしてローマから派遣されたユダヤ総督ピラトが登場します。彼らは共に真理に背を向ける人々を象徴しています。ユダヤ人たちは、神から与えられた律法を真面目に守ろうとしながら、神の子である主イエスを十字架につけようする。彼らは真理に生きているように見せながら、実は真理を殺している人々です。総督ピラトは、主イエスという真理を目の前にしながら、「真理とは何か」(ここでは「何が真理だ!」といった侮蔑の言葉でしょう)という言葉を主イエスに投げかけている。彼は真理を嘲笑する人物です。
このような不条理や非難は、真理の道を歩み続ける私たちが必ず遭遇することです。真理に生きる私たちは、この世的な困難に対して全く無防備です。ピラトのように困難が迫った際に身を守ってくれる軍隊など、私たちにはないのです。私たちは生きていく上で様々な困難に遭遇します。仕事で躓いたり、病気になったり、「何で私だけこんな目に遭わなくてはならないのか」と、嘆きたくなるときがあります。しかし、ここで思い出さなければならないのは、主イエスはこの世の不条理を一身に引き受け、非難され、苦しみを受け、果ては十字架につけられたのです。ならば、私たちが経験するこれらの困難は、まさに主イエスの足跡を辿っていることになるのではないでしょうか。困難を引き受ける。それは主の足跡をたどることであり、それこそが真理に生きることなのです。
4月5日~11日 受難週
4月12日(日)イースター
イースターとは何でしょう?
この時期になると、様々なお店がイースター・コーナーを設けてウサギや卵をモチーフにした商品を売り出しています。いつの間にか日本でもイースターがイベントとして定着したようですが、クリスマスに比べるとその知名度はまだまだです。イースターとはイエスが十字架刑で処刑され、3日後に復活したことを記念するキリスト教の祝日です。このように言うと「いやいや、死んだ人が復活するなんてありえない」と思われるでしょう。私たちもイエスの復活を科学的に証明することはできません。しかし、実はイエスの復活を現すものがこの世の中に、しかも私たちの身近に存在するのです。それは…。 この続きは4月12日の説教で
4月19日(日) 教会総会