日本キリスト教団六ツ川教会

5月のお知らせ

新型コロナウィルスへの対応について――オミクロン株の感染リスクが縮小傾向にありますが
六ツ川教会は主の御言葉を聞き続けるため、引き続き細心の注意を払いながら主日礼拝を行なう所存です。
礼拝に来られる方は以下の点につき、ご協力をお願いいたします。
1. 教会堂に入る際は、手指の消毒とマスクの着用をお願いします。
2. 会堂内の換気をいたしますので、特に気温の低い日は服装での調節をお願いします。
3. 着席の際は、席をひとつ以上空けてください。
4. 礼拝の短縮を行なっております。詳しくは週報をご覧ください。
5. 教会堂での会話は最小限にとどめ、礼拝後はすみやかにお帰りください。
日本基督教団六ツ川教会   牧師 桐藤 薫・役員会一同
 
5月第1週の主日礼拝 
57日(日)1030
説教「友情と自由」 桐藤 牧師
ヨハネによる福音書 15:12-17
(礼拝は毎週ありますが、第一週のみ紹介しています)
 
ある先生が小学生たちとキャンプに行くことになりました。この子どもたちは
なかなかのやんちゃぶりで、先生が指示を出しても言うことを聞こうとしません。
そこでその先生は一計を案じます。一人の男の子を呼び出して「今から君にリー
ダーを任せる。先生の指示を他の子たちに伝えてくれ」と言ったのです。すると、
その男の子はコロッと変わって、「はーい、みんな聞いて聞いて」と自らリーダ
ーシップを発揮するようになり、子どもたちはまとまったということです。何か
を命じられる。それは本来、嫌なことです。しかしその命令を受け入れることが
喜びになり、生き生きとできるということもありうるのです。
「私の命じることを行うならば、あなたがたは私の友である。」(14 節)この
「命じる」という言葉は、「使命」という意味の言葉が使われています。主イエ
スが私たちに使命を委ねるとおっしゃっているのです。私たちはどのようにこの
御言葉を受け取るのでしょうか。あの子どもは、明らかに先生から使命を与えら
れたことを喜んでいました。それと同じように、私たちは主イエスが命じられた
ことを喜んで受け入れることができるでしょうか。
「友」、英語では「フレンド」ですが、この言葉は「フリー」、つまり自由にも
通じる言葉だそうです。確かに役職や肩書なしの人間関係は自由です。教会は人
間関係の縛りが友情に発展しやすい交わりであり、また世間の友情は脆いもので
すが、教会で生まれる友情は脆くありません。なぜなら、「友のために命を捨て
ること」とおっしゃってくださった主イエスに、私たちの友情は支えられている
からです。聖餐は、私たちのために命を捨ててくださった主イエスの十字架を記
念する聖礼典です。洗礼を受けた者が聖餐に与ることが許されていますが、それ
には何か特別な選抜試験があるのではありません。「あなたがたが私を選んだの
ではない。私があなたがたを選んだ。」(16 節)と主がおっしゃるように、主イエ
スの方から選んでくださった。この世のしがらみのなかにいて、不自由に生きて
いる私たちを、そのしがらみから切り離すように主イエスに選んでいただいたの
です。それを覚えつつ、聖餐に与ることによって、主イエスから委ねられた使命
に喜んで生き、目を輝かせて「みんな、聞いて聞いて」と言う子どものように、
主に選ばれた喜びの道を生き生きと歩みたいと思います。
 
5月14日   牧師就任式(司式 : 古谷正仁牧師)
5月28日   ペンテコステ礼拝(聖餐執行)