日本キリスト教団六ツ川教会

6月のお知らせ

新型コロナウィルスへの対応について――オミクロン株の感染リスクがまだ続いています。
六ツ川教会は主の御言葉を聞き続けるため、細心の注意を払いながら主日礼拝を行なっております。
しかし、小さな教会堂に大勢の人が集まることは、ウィルス感染の観点からすれば決して好ましいことではありません。発熱、咳、くしゃみなどの症状のある方、新型コロナウィルスの感染により重症化が懸念される方(糖尿病などの基礎疾患をお持ちの方)、混雑した公共交通機関を使わなければならない方は、くれぐれも無理をなさらないでください。
礼拝に来られる方は以下の点につき、ご協力をお願いいたします。
1. 教会堂に入る際は、手指の消毒とマスクの着用をお願いします。
2. 会堂内の換気をいたしますので、特に気温の低い日は服装での調節をお願いします。
3. 着席の際は、席をひとつ以上空けてください。
4. 礼拝の短縮を行なっております。詳しくは週報をご覧ください。
5. 教会堂での会話は最小限にとどめ、礼拝後はすみやかにお帰りください。
日本基督教団六ツ川教会 主任担任教師 桐藤 薫・役員会一同
 
6月第1週の主日礼拝 
6月5日(日)10:30~
 
説教「異なる言葉で一つの思いを」 桐藤 薫 伝道師
使徒言行録 第2章1-4節
マルコによる福音書 第3章20-30節
(礼拝は毎週ありますが、第一週のみ紹介しています)
 
聖霊降臨の出来事は弟子たちが一つに集まっているときに起こりました。主イエスの昇天と入れ替わるようにして、聖霊が地上に降されます。それは、主イエスが地上の歩みをなされていたとき、主と共にあった聖霊が、弟子たち一人一人に降され、主がなさった業を、弟子たちも同じようにできるようになるということです。しかしこれは、側から見ればとても奇妙に見えたようです。様々な国の言葉を話し出した弟子たちを見て、「酔っ払い」とあざける人もいたのです。これは避けられないことかもしれません。なぜなら主イエスご自身も、周囲の人々から奇妙な目で見られていたからです。
主は人々から「汚れた霊に取りつかれている」(マルコ3:30)と言われていました。そのように言った人々は、意外なことに主の家族、そして律法学者たちだったのです。主の家族は、主のことを小さい頃からよく知っています。律法学者は律法に精通しています。両者に共通することは、主イエスのこと、世の中のことを「よく知っている」と思っているということです。しかし、「よく知っている」と思っているがゆえに、その自分の価値観にこだわり、主の教えを新たに受け入れることができなかったのです。
 主イエスが宣教活動において一貫して述べておられたのは、神の国の福音です。主イエスと弟子たちは、それぞれに聖霊に満たされていますが、一つ異なるところがあります。それは、弟子たちは「霊」が語らせるままに、他の国々の言葉で話し始めたということです。それでも、その話す内容は皆が理解できたはずです。なぜなら、彼らは異なる言葉で神の国の福音という同じことを宣べているからです。同じ体験をしたものは、同じことを語るのです。
私たちは、この教会で同じ経験をしています。聖霊に満たされる経験をしています。だから私たちも同じことを言いたいと思います。「神の国は近づいた。悔い改めて福音を信じなさい。」私たちは共に、聖霊に導かれて神の国の福音を宣べ伝えていきたいと思います